オリジナル製品の製造について
GoogleやYahooで
「オリジナルシャンプー製造」
検索すると日にもよりますがパティエンスが1番最初(最上位)に表示されています。
これは数か月かけてSEO対策を施し順位を上げていて、ご存知の方も多いと思いますが、広告と表示されるクリック課金のものとは違い表示させたら広告料が発生する、というものではありません。
その甲斐もあって、最近多くのOEM製造、オリジナルの製品を作りたいという問い合わせが来ています。
とても有難いお話ですが困ってしまうことも多々あります。
コロナ過で資金に余裕?
おそらく政府が打ち出す助成金、協力金なども含め
「事業再構築に関する補助金」?かな
中には助成金が下りたらシャンプー作るから前もって水増しした見積書が欲しい・・・・???
「では資金繰りが付いたら正式にご連絡ください」
やっぱり協力はできませんよ~
せっかくなので少しオリジナル製品についてお話ししようと思っています。
去年のコロナ騒動から、新規事業としてオリジナルの商品を作り、ネット販売をしようとされている方がとても多くいるのではないかと思います。
弊社でやるやらないに関わらず、とても喜ばしいことだと思います。
製品を作るにあたってOEM、ODMに別けられますが
OEMとは「Original 本来の」「Equipment 製品」「Manufacturere 製造業者」それぞれの頭文字をとった用語なのですが、他社ブランドの製品を製造すること。
自社工場を持たない形態というのかな?
iphonをはじめとするアップル製品とかもそう。
自社で製造した製品を、自社ブランドではなく、他社のブランドで販売する製造業社(パティエンスケミカルズ)のこと。
一方、「Original Design Manufacturing」の略語であるODMとどう違うのか?
OEMとODMの違いは、受注企業に製品設計や開発を委託するか否かです。 ODMは製品設計や開発を受注企業に外注し、OEMは製品設計や開発を自社で行います。
弊社ではこの2つを区別することなく、曖昧なのですがすべてOEM事業として受注させていただいています。
さいたま市の工場に移転してきてもうすぐ3年が経とうとしていますが、いままで作ってきたものは軽く100を超えています。
最初の頃こそ美容室のオリジナルシャンプーだったりトリートメントが主でしたが、最近では温泉施設だったりビジネスホテル、リゾートホテルのノベルティーとしての製品、ペットショップや動物病院のオリジナル製品の他、入浴剤などバスグッズまで様々な製品を作らせていただいています。
また、製品を製造する際ほとんどの会社は大きな釜で製品を作っていきます。
シャンプーなどヘアケアの多くは300㎏~500kg用の釜で作ることが多く、最低でも1000本~でないと作れないのが実情。
またボトルへの印刷も、1000本以上というのが常識?
なのですがそこは本当に企業努力していて、ボトルの印刷は300本から承ります。
少し単価が高くなっても良いという事なら100本からでもやらせていただいています。
最後に一つだけ。
たまに話していてすごく頭に来ちゃう事があって(笑)
例えな1000本作ったら@1000円で作れるシャンプーがあるとします。
ネット販売がしたい。
別の事業を立ち上げて化粧品のネット販売がしたい・・・・
本当に素晴らしいこと。
でもね(笑)
いま現在ネットショップで販売をされていて、そのお店で購入したお客様も喜んでいらっしゃるようなショップを運営されている会社様ってもの凄く努力をされて運営してるってわかってないんだよね~
私自身もネットショップをはじめて10数年経とうとしていますが、本当に頑張ってきたと思っています。
努力って?
少しでも低価格で良いものを販売すること。高くてよいものは世の中にたくさんあるし、高くて悪いもの?言い換えます。
良くないものもたくさんある。
まずは
製品創り。どこにも負けない良いもの、長く使っていただけるような製品創り。
理想は他社製品を使って違いなど判ってしまうような製品ならなお良いですよね(笑)
それと販売価格を下げるためにする努力として製造本数ってことになってしまう。
100本より500本。
500本より1000本なんですよね・
「ホームページに小ロッド」ッて書いてあるじゃない?
よく言われます(笑)
もちろんできますよ。10本でも20本でも。
それこそステンレスの鍋や原料を計るボールでも作ることができますから。
何ならガラスのビーカーで作って差し上げます、300mlでも(笑)
でもね、原料ののほとんどは18㎏の一斗缶。
オリジナルの製品を10㎏、20㎏、30本40本作るにあたって18㎏の原料を使っても精々5~6㎏じゃないでしょうか?
12㎏分は無駄になってしまいます。
製品として作ったなら防腐剤をはいごうしてしあげるので悪くはなりません。
でも原料自体に防腐剤をたくさん入れてしまうようなものは少ないため、取り置きができないんですよね。
余った原料は当然ながらそれを希望して依頼して下さった方のご負担になりませんか?
好んで弊社が負担はしませんよね(笑)
これが100㎏200㎏の製造量になればその分の原料に対するロスの割合が少なくなります。
0ではありませんが、無駄が少ないという事です^^
たくさん売り上げる、売れている製品であればその会社様は製造のコストを抑え利益を増やすための努力という事です。
きついことを言っていますが、まだわからない方のためにさらに言わせていただくと・・・・
売上の実績を元に銀行、政府系の金融機関から融資を受け、莫大な時間を使って資金繰りをします。
そして1000本製造@1000円の製品を3000本作って750円に抑えたり、売れている製品の実績があれば3万本作ってしまって、容器も既製品ではなく型から起こしオリジナルで作成、消費者がつい「パケ買い」したくなるような思惑もあるでしょう?^^
同じ中身で100本しか作らなければ製造原価は@3000円、努力をされている会社様が3万本作って1本あたり@490円の製造原価、ここまで開きがあるのもまたオリジナル製品。
今の世の中、簡単には儲けは出ません。
@490円で3万本作ってこれを売価3000円で約16%の原価率。
凄く立派だと思います。
でもね。
@2500円で100本製造。売価3000円では83%の原価率になってしまうのは致し方がない現実だと思います。
そうすると2500円で仕入れたシャンプーを6000円で販売してしまったり。。。。。。
弊社では売値の制限を作ることができません。
今まで一度もそういうクライアントはいません、。
これは問合せの段階でお話で、弊社で作った事は一度もないという事です(笑)
こういう輩が増えているって・・・・・
騙されないで欲しいなって書いています^^